不妊治療に副作用はありますか?

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不妊治療に副作用はあります。

たとえば、排卵をしやすくするために薬剤を使う「排卵誘発法」において、双子以上の「多胎妊娠」と、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の副作用が起きる可能性があります。

不妊症の原因

不妊の原因は様々ですが、排卵因子、卵管因子、男性因子が三大原因と言われています。
その中で排卵因子の治療で行われるものが排卵誘発法です。

排卵を起こす治療

排卵誘発法は、卵をしっかりと育てて、排卵しやすくするための薬剤を投与する方法です。不妊治療では、卵子をしっかり育てる為や、沢山の卵子を育てる必要が出てきますので、この方法が多く行われます。

排卵誘発法は様々あり、飲み薬や、点鼻薬、注射などによって排卵を起こします。

排卵誘発剤の副作用

排卵誘発法で特に問題になることは、副作用として多胎妊娠と卵巣過剰刺激症候群(OHSS)があることです。

多胎妊娠については、1個以上の卵子が排卵する可能性が高くなるため、双子が産まれる確率が高くなります。
使用する方法によって確率はかわりますが、最近は副作用の発生を防ぐための方法がとられてきています。

また、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)は、ゴナドトロピン製剤を使用することで、沢山の卵胞が育ち、さらにhcg製剤の刺激が加わることで発症します。

症状により、軽症、中等症、重症とわかれます。

軽症では、主に腹部膨満感で、中等症では、それに加え、嘔気、嘔吐、また上腹部に腹水が貯まることもあります。
重症になると、さらにその症状以外に、腹痛、呼吸困難、胸水が貯まる、血栓症、乏尿、脱水になることもあり、入院を必要とします。

まとめ

不妊治療では、双子以上の「多胎妊娠」と、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の副作用が起きる可能性があります。

不妊治療では、妊娠する確率を高くするために、確実に排卵できるように卵子の成長を促す「排卵誘発法」を行うことが多いため、通常より双子が産まれる確率が高くなります。

また、卵子の成長を薬剤で促すため、卵巣を刺激することにより、卵巣刺激症候群(OHSS)の副作用が起きる可能性があります。

双子以上の多胎妊娠が起きることで、赤ちゃんや母体の負担も大きくなります。

また、卵巣刺激症候群(OHSS)が起きることで、体調不良や体に負担がかかるだけでなく、不妊治療が一時的に中断することになりますので、なるべく副作用が起きないように、薬剤を調整して治療をする病院が増えています。