有名人や友人の妊娠が喜べない時の対処法
2018年冬号の「赤ちゃんが欲しい」の雑誌に、
とても良い記事がありましたので紹介します。
「赤ちゃんが欲しい」の雑誌には、
爆笑問題の太田光さんの奥さんである、太田光代さんの連載の記事が毎号あります。
太田光代さん自身、不妊治療を経験されていて、現在は受精卵2個を凍結保存されています。
先日の太田光代さんの記事では、
「芸能人の妊娠や、妊活関連のネットを見るとモヤモヤする」その対処法について。
本当は喜んであげたい、身近な友人の妊娠すら喜べないという悩みがある方も多いと思います。
自分の考えや意思とはうらはらにそう思ってしまうのなら仕方のないことで、
正直な気持ちを吐露したり、半ば愚痴めいたことでもぶつけることで、
少しでも気持ちがラクになるのであれば、誰かに話したり文字に書き出してみたりもひとつ。
社会という大きな枠組みの中で妊娠という出来事をとらえてみては
「もしも「喜べない自分」というところで悩んでいるとしたら、
一度社会という大きな枠組みの中で妊娠という出来事をとらえてみるのはどうでしょう」
との提案です。
以下、太田光代さんの記事の抜粋です
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老後は必然的に他人のお世話になるわけですが、
その他人って「誰かのこども」なんです。
医師や看護師、介護士、デイケアのかた・・だれかはわかりませんが、
ものすごい数の「だれかの子供」が、
自分たちの老後を支えてくれることに違いありません。
もし今、これを読んでいる方が40歳だとしたら、
これから生まれてくる赤ちゃんが将来、老後のあれこれを中心的に支えてくれる世代。
子供がいたとしても、なにかしらの形で「だれかの子ども」のお世話になる可能性はあります。
誰かの妊娠は、先々の自分の人生を軽くしてくれる存在が一人ふえるということ
そう考えると、今、だれかが妊娠したということが、
自分とは無関係の出来事ではなく、
先々の自分の人生を軽くしてくれる存在が一人ふえる、
ということに繋がります。
子供というのは、家族の中の大切な存在であるだけではなく、
ゆくゆくは勤労者になり、納税者になり、色々な形で社会に大きく貢献する存在になるので、
地域や社会の中でも「たいせつな存在」
いわば、「社会の宝」なんです。
心を変えるのは難しいのは当たり前、
でも、考え方のひとつとして頭に入れておくといいと思います。
「この赤ちゃんが私の老後の面倒をみてくれるんだ。
よろしくね。同世代の女性たちはどうか立派に育ててね!」
そんな風に考えてみたらいかかでしょう。
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いかがでしょうか。
ご自分で会社を経営されていて、
なおかつ不妊治療の経験や、色々な経験をされてきた太田光代さんがお話ししているからこそ、
心にストンと納得できるような、
そんな方も多いのではないでしょうか。
喜びの考え方自体を変えて大きな枠組みで考えると、
違う気持ちが生まれてきます。
当店のご相談でも、
友人や、両親、家族、姉妹・・誰にも相談できずに悩んでいて、
泣いてお店に来られる方もいらっしゃいます。
相談薬局は、自分の「嬉しい」「悲しい」「羨ましい」などの気持ちも吐きだせる場所なんです。
お気軽に、ご相談にいらしてくださいね。
矢野間明美